こんにちは、ぴろ君です。
今回のテーマは「貯金」です。
2023年は物価高の影響で多くの人が防衛に走ったのではないでしょうか。私のお客様では「攻めのNISA」と「防衛の貯蓄」として、旅行や外食も控えることが増えたと言います。
そこで今回は、本気でお金を貯めたい方向けのマニュアルを作ることにしました。内容には極端な表現をしている箇所もあるため、以下のような方にはオススメできません。
- 何となく貯金をしたいと思っている。
- 貯金よりも交際や交遊が優先したいと思っている。
- お金よりも大切なものがあると思っている。
- 「今を生きる」ことに価値を感じている。
- お金のために今を犠牲にしたくないと思っている。
- 趣味や生きがいが最優先だと思っている。
趣味や今の時間を大切にすることも必要だと思いますが、あくまでも本気でお金を貯めたい方向けの貯蓄マニュアルです。何よりもお金を貯めることが最優先として考えているものであることをご理解ください。
ですから、あなたが本気でお金を貯めたいとお思いであれば、ぜひ最後までお読みください。
この記事のポイント
☑お金が貯まる!!
☑自分にとって必要なものが分かる!!
☑自分にとって不要なものが分かる!!
☑お金と本気で向き合える!!
本気で貯めるための準備
本気で貯めるにも事前の準備は必要です。ここでは、必要なことを3つ挙げていきます。
- 収支を徹底的に洗い出す
- お金を貯める理由を明確にする
- 必要なモノと不要なモノを分別する
収支を徹底的に洗い出す
貯めるにも、まずは自分自身の収支を知らなければ貯金をすることはできません。単純な話ですが、毎月20万円を収入として得ていても、知らないうちに25万円を支出していたら、貯まることはありませんよね。
ですから、何よりも最初にやるべきことはご自身の収支を知ることです。そして、収支を洗い出す際はできるだけ細かく出してください。
家賃、食費、水道光熱費、通信費、交際費、娯楽費、車両費、保険、教育費など。できるだけ細かく分類し、その中で何に使っているかも知れるとより良い結果となります。
仮定の話ですが、食費を計算してみたところ、高かったとしましょう。
そしたら、あなたは食費をすぐに削減しよう!となるでしょうか?これは、否です。これだけの理由では食費を削減することはできません。
食費と一口に言っても、毎日の食事代の他にお菓子代やコーヒー代などが含まれていませんか?これらは削減することができる費用になりますよね。
単純に「食費を減らす」のではなく、「お菓子代」や「コーヒー代」を削減することが目標になりますので、食事をするための費用を減らすことは生命に直結するためオススメできません。
このように細分化し、明確に何に使っているが分かるようになると、削減する余地が見つけやすくなります。
また、細分化する際に家計簿を使うのも良いですよ。家計簿については下記の記事を参考していただき、ぜひ実践してください。
お金を貯める理由を明確にする
何事も達成したいことがあるなら目標(目的)は明確にする必要があります。目標なき行動はブレやすいですし、諦めてしまう原因になります。そうしたことを回避するためにもご自身の中で貯める理由をより明確にしなければなりません。
何となく「お金を貯めたいな~」とか。「将来に必要らしいから貯めておきたいな~」といった曖昧な理由ではいけません。
明確にですから「目標は500万円!手始めに100万円を貯めよう!」
「将来に向けて、まずはNISAと合わせて5年以内に500万円貯める!!」といったように、明確にする必要があります。
このようにして、より明確な理由を作ることでモチベーションを高めることができます。そしてお金を貯めようとする意志が強くなります。また、目標に向かってご自身の舵が取りやすくなるため、不要なことに対してお金を使わなくなるストッパーの精神も働くようになります。
必要なモノと不要なモノを分別する
目標が決まったら次にやることは必要なモノと不要なモノの分別です。まずは家の中を見渡してみてください。モノが溢れていませんか?
実は貧乏な人ほど、家の中にものが多い傾向があると言います。理由としてはあれもこれもと欲しくなったものをすぐに購入しているからです。
例えば、100円ショップのような単価が低く手軽に手に入るもの無駄に買ってはいませんか?もしくは1,2回程度使ってまた後で使うかもしれないからと捨てないで取っといていませんか?このような状態に陥ると自然と家の中がモノで溢れてしまい、結果として貧乏に陥るのです。
お金持ちの家にモノが少ないのは、余計な買い物はせず、本当に必要だから購入しているのであって、使わないモノや不要になったモノは売却してモノの量を調整しているからです。
今一度ご自身の家の中を見渡していただき、必要なモノと不要なモノの分別してみましょう。
1年以上未使用のモノは今後も使われないことが考えられるため、しまっておかずに売却可能なモノはお近くのリサイクルショップへ売却し、売却できないものは廃棄しましょう。
家のお掃除で小遣い以上にお金が稼げることもありますので、売却可能かを考えて分別してくださいね。
本気で貯めるための実践編
ここからは、本気で貯めるための実践マニュアルに入ります。本気で貯めたいとお考えなら、ぜひ一つ実践してみてください。
低水準で生活できるようにする
※ここで言う低水準とは「現在よりも低い生活水準」を指しています。
生活の質とは、求めれば求めるほどに高くなり、一度上がった質は簡単には落とす事ができません。ですから、今よりも少しでも低い水準を目指して生活してみてください。例えるなら、毎月20万の生活費が掛かるなら、18万円に減らす、15万に減らすといった具合です。
一言で言えば、節約ですなのが、節約と違うのは、質そのものを落とすことです。節約は生活の質はそのままに支出を削減することです。
さて、話は戻りますが、一番高い費用は家賃だと思います。まずはこの家賃を減らすことも念頭においてください。家賃が減れば、部屋数は減るかもしれませんし、全体的に狭くなるかもしれません。
また、サブスクリプションを利用されていたのであれば、便利なものが無くなり、生活に不便さを感じるようになるかもしれません。
ですが、生活の水準を下げなければ、高級志向はいつまでも続き、費用がかさむ原因となります。生きていくために必要な水準はどの程度かを知り、状況に合わせた水準に落とすことが貯金の第一歩となります。
ちなみに、毎月家賃で15万とか払っている方は10万円の家賃に引っ越すと、引っ越し費用で60万円かかったとしても1年で元を取れてしまいます。そして2年目には60万円のプラスになります。
「〇〇しないと」を挙げる
「食事をしないと死ぬ」「寝ないと何も考えられなくなる」これが「○○しないと■■になる。」です。
最初に挙げたものは極端な例ですが、実際そうですよね。
このように、「○○しないと」に当てはめることで、本当に必要なことを見つけ出すことができます。
「飲み会をしないと?」仕事はなくなったりしません。「サブスクリプションを頼まないと?」生活ができなくなるようなことはありません。
「○○しないと」を考えることで必要なことと不要なことの線引きができます。迷うようなことがりましたら一度この考え方で物事を判断されてみてください。その上で、不要な契約は解約し、不要なモノは処分することができます。
交際や交遊は必要最低限
会社での飲み会や友達との交流も回数を減らしましょう。
毎週のように飲み会があるとしたら、1回で5千円くらいはかかりますよね。それが毎週なら2万円です。ハッキリ言って無駄な費用です。
友人宅に遊びにいくにも手土産の一つくらい買ったりするでしょう。しかし、毎月のように遊ぶ必要はあるでしょうか。
お金を貯めたいなら、交遊は最低限に減らしましょう。毎月2回だったものは1回に。月1回だったものは、2ヵ月に1回程度に減らすだけで、経費は2分の1に削減できます。
タバコは今すぐやめる
以前、同僚や、友人にタバコを吸う理由はありますか?と尋ねました。するとタバコを吸う理由は特にないけど、辞める理由も無いと回答がありました。
あなたはいかがでしょうか。もしもタバコを吸っているのであれば、今すぐにやめませんか?
1日1箱を吸われる方は月間1万5千円も支出をしていることになります。日額では500円程度でも年額に換算すると、18万円にもなります。
続ければ続けるほどに金額は一方的に増えていきます。辞める理由がないのであれば、貯金という目的のために今すぐ禁煙しましょう。
私は貯金のためだけに禁煙し、成功させています。禁煙外来などに通う必要はなく、誰でも辞める意志一つで簡単にやめることができます。
お酒は半分以下に
お酒もタバコと一緒です。飲み会をしないと死ぬことはありませんし、友人付き合いもなくなったりません。
お酒を飲んで気分良くなりたい方やストレスの発散になっている方も少なくないでしょうが、お酒に毎月何万円も使っている方は飲む量を3分の1にまずは減らしてみましょう。
3分の1減るだけで毎月1万円だったお酒代は6500円になります。半分になれば、5000円に減らすことができます。
このように少しずつ減らしていくことで禁酒をすることも出来るかもしれません。また、毎回お酒を味わってのむようになり、今までよりも楽しくなるかもしれません。
兎にも角にも目的は貯金を増やすことにあるので、我慢も必ず必要になります。目的を達成するまで、お酒を禁酒することも視野に入れつつ、量を減らせるようにしましょう。
お小遣い制度で金額を制限
あなたは毎月いくらまでであれば、自由にお金を使うことができますか?特に決まりがない場合もあるでしょうし、自分の貯金残高分までならいくらでもOKという方もいるでしょう。
一般的なサラリーマンですと、4万円程度のお小遣いとしてもらっている方も多いのではないでしょうか。
■【お小遣い額(毎月の平均額)】 男性会社員は40,557円(前年比1,915円増加、2010年以降初の
40,000円台に。女性会社員は35,001円(前年比1,723円増加、2014年以降の最高額)。
https://corp.sbishinseibank.co.jp/ja/news/news/20230629a.html
ですが、そんな当たり前のことをやっていては貯金を増やすには足りません。もう少しだけ制限しましょう。
私は本気で貯金を目指す前はタバコ代や昼食代、飲み会代などで4万円を小遣いに設定していましたが、今では4分の1で毎月1万円です。
実現できたのも小遣いを1万円に制限し、必要な場合を除き、基本その金額内でやりくりするようにしたからです。飲み会は滅多に行きませんし、タバコはやめました。お酒は飲みませんので小遣いとして使うのはドリンク代や書籍代程度です。
小遣いという制限された制度の中でさらに制限を掛けることによりストレスを抱える方もいるようですが、目的があればストレスになるようなこともありません。なぜ制限をされなければ…ではなく、貯金のために今は頑張ろう!という気持ちをもって挑みましょう。
また、ランチ代は持参するお弁当に切り替えることで食生活の見直しができますし、毎食500円のランチ代は持参の弁当代になっただけでそこまで食費にも影響はでないはずですよ。
さいごに
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。いかがでしたでしょうか。貯金ができない人が本気で貯金するためにすべきことを知れたのではないでしょうか。
結局なにかにお金を使っているからこそ、貯まらない方が多いので、自制する気持ちをもって一つずつ行ってみてください。特に、「〇〇しないと」は優先順位を決めるときにも役立ちますし、仕事などでも役立つ考え方のスキルです。貯金法に活かすことで、貯蓄爆増をぜひ目指してくださいね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
以上、ぴろ君でした。