こんにちは。ぴろ君です。
今回はテーマは「300円現象」です。
えっ?300円は300円でしょ?
それに、宝くじはギャンブルなのか、投資なのか!?ハッキリするんと違うんか!って言われそうですが、それは後ほど説明します。
先に300円です!
300円です!
そう、300円あったなら、おにぎりや飲み物、おかずも手に入るかもしれません(笑)安売りしているお店ならお弁当を買うことだってできるでしょう。他にも100円ショップの活用でアクセサリーを買ったり文房具を買ったりと色々できますよね。
しかし、そんな300円が脳内から忽然と消えてしまう現象がありました。
先日友人Aとしたこんな会話です。
宝くじ当てたいな~
なんちゃらジャンボを10枚買えば当たるけど?
そういうことじゃないよ~
あなたもそんな風に思ったことはありませんか?
友人Aが言いたかったのは、誰でも一度は夢見たことがある宝くじの高額当選です。当選という言葉上、目的は果たしているのにも関わらず、実は金額で判断していたという訳です。
今回はその現象を「300円現象」と名付けたうえで、宝くじについてお話しをしたいと思います。
ぜひ、最後まで御覧ください。
この記事のポイント
☑ギャンブルと投資の違いが分かる!!
☑宝くじの当選確率が分かる!!
☑300円現象を理解できる!!
☑宝くじに潜む心理現象を理解できる!!
宝くじに潜む300円現象とは?
結論から申し上げると、宝くじの当選と言ったら億単位での当選以外興味が持てないことを指します。
当選金=1等=7億
このロジックがあるからこそ、1等以外が当選することは当然のように、眼中になくなるフィルターを自然とかけているのです。
このように、目の前に大きな夢や幸せが掲げられると目の前の小さな夢や幸せは見えなくなること。
私はこの現象を「300円現象」と呼んでいます。まだ手に入っていない大きな夢や幸せを想像するのも良いですが、ほぼ確実に手に入る小さな夢や幸せもあることを理解することで、より幸せをたくさん感じられるようになりますからね。
宝くじの高額当選はいくらから?
夢の高額当選!!さあ、あなたならいくらからが高額当選でしょうか。
もしも、売り場で引き換えをしてもらうときに「高額当選」の表示が出たらめちゃめちゃ嬉しいですよね。思わず、飛び跳ねるかもしれません。そんな高額当選…あなたの中の設定ではおいくらからでしょうか?
千差万別ありそうですが、宝くじの設定上
高額当選は「5万円~」です。
あれ、今がっがりしませんでしたか?でも、5万円は確定しているわけですし、最高は億ですからね。引き換え時まではドッキドキをお楽しみください。
宝くじの当選確率とは?
当選方法は次の計算方法で導き出すことができます。
当選確率=当選枚数÷1ユニット枚数
細かい数字を見る前に、先に当選枚数と1ユニットの枚数を把握しておきましょう。
当選枚数とは?
2022年「年末ジャンボ宝くじ」(第945回 全国自治宝くじ)の当せん金・本数を例に見てみます。
年末ジャンボの当選総本数
等級等 | 当選金 | 本数 |
1等 | 700,000,000円 | 23本 |
1等の前後賞 | 150,000,000円 | 46本 |
1等の組違い | 100,000円 | 4,577本 |
2等 | 10,000,000円 | 92本 |
3等 | 1,000,000円 | 920本 |
4等 | 50,000円 | 46,000本 |
5等 | 10,000円 | 1.380,000本 |
6等 | 3,000円 | 4,600,000本 |
7等 | 300円 | 46,000,000本 |
販売ユニット数は23本となっています。つまり、上記の表の1/23が1ユニット当たりの当選本数になりますね。
1ユニットあたりの当選本数
等級等 | 当選金 | 本数 |
1等 | 700,000,000円 | 1本 |
1等の前後賞 | 150,000,000円 | 2本 |
1等の組違い | 100,000円 | 199本 |
2等 | 10,000,000円 | 4本 |
3等 | 1,000,000円 | 40本 |
4等 | 50,000円 | 2,000本 |
5等 | 10,000円 | 60,000本 |
6等 | 3,000円 | 200,000本 |
7等 | 300円 | 2,000,000本 |
ユニットとは?
ユニット制とは、主にジャンボ宝くじに使用している発売のしくみで、賞金条件や発売額がユニット単位で決定されます。「100000番」から「199999番」までの10万枚を1組としており、組の数によって1ユニットの枚数が決まります。今回の「年末ジャンボ宝くじ」は01組から200組までの200組・2,000万枚を1ユニットとし、「年末ジャンボミニ」では01組から100組までの100組・1,000万枚を1ユニットとしています。
https://www.takarakuji-official.jp/news/recent/?newsId=221201
先ほどの当選本数の表と見合わせていただければ、確かに1ユニット200組で2000万枚発行されていることが分かります。
当選確率とは?
では、改めて年末ジャンボを例に計算してみましょう。
当選確率=当選枚数÷1ユニット枚数
これを先ほどの表の数値と合わせていきましょう。
当選本数
(1本+2本+199本+4本+40本+2,000本+60,000本+200,000本+2,000,000本)=2,262,246
1ユニット
20,000,000枚
2,262,246(当選本数)÷20,000,000(1ユニット)=11.311%となります。
つまり、「10枚買えば1枚当たる」は理屈上、正しいことが分かりましたね。では、高額当選だったらどうでしょうか?高額当選は5万円以上ですからその枚数から計算してみます。
高額当選
1本+2本+199本+4本+40本+2,000本=2246本
2246÷20,000,000=0.011%となります。
つまり、100枚=3万円分を100回買うと、高額当選が1回はあるかもしれない?確率となります。言い換えれば300万円分買えば、5万円以上が当選している確率があると言うことです!!
では、みんなが望む1等の確率は…
たった…0.000005%
まさに夢のまた夢です…。
宝くじは夢への投資かギャンブルか
結論から申し上げると、宝くじはギャンブルに部類されます。
投資は「利益を見越してお金を出すこと」であって、夢を買うことではありません。宝くじは「○億円当たる(利益)ことを見込んで買っている」といいかもしれませんが、残念ながら公的に認められただけのギャンブルなんです。
なぜか?当選結果はどのように決まるかご存知でしょうか?
一度は見たことがあると思いますが、年末に的に向かって矢を放って決めたりしていますよね。矢を放つ人は別に的を狙っているだけであって、数字は狙っていません。つまり、偶然に決まったものなのです。
賭博とは、金銭や品物などを賭けて勝負を争う遊戯のことである[1]。金銭や品物などの財物を賭けて、(偶然性の要素が含まれる)勝負を行い、その勝負の結果によって、負けた方は賭けた財物を失い、勝った方は(なんらかの取り決めに基づいて)財物を得る、と言う仕組みの遊戯(ゲーム)の総称である。
wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%AD%E5%8D%9A
これが宝くじがギャンブルである理由です。
ですから、私一度もギャンブルをしたことがありません!!って人が宝くじを買っていたらバッチリ、ギャンブルしていることになりますよ?
宝くじを通して様々な事業に貢献
宝くじの収益のうち、40%は私たちの生活を支える様々な事業に収められています。
例えば町の中では、橋や道路の整備に。
子供のため学校や図書館、育児事業に。
他に防災や健康のために。
リゾート地では収益金の一部を使って足湯なども建てられているんです。
私たちは宝くじを通して、ただただ外れたワケではなく、さまざまな生活インフラを支える投資をしている。と言えそうです。
みずほ銀行 宝くじの仕組み宝くじの当選金は非課税
宝くじの当選金は非課税です。
仮にあの天文学的数字で1等が当選すれば、7億円が丸っと手に入ります。
理由として、宝くじ当選をしたという証明書を発行して頂けるからです。仮に税務署などの調査があっても、その証明書がある限り、変に疑われるようなことはありません。安心して1等7億円をもらえますよ。
さいごに
友人Aとの会話から生まれた300円現象でしたが、思わぬところで自然発生してしまうものです。
ご自身の幸福度向上のためにもぜひ、300円現象に陥らないように注意しましょう。
また、宝くじについても十分にご理解いただけたのではないでしょうか。私は別に買うなとは言いませんよ?そのおかげで多くの人の生活を支える機会になっていることは紛れもない事実ですからね。
ですので、宝くじも立派なギャンブルであること、当選確率は天文学的な数値になっていることを十分に理解して、娯楽として楽しんでくださいね。
以上、ぴろ君でした。
また次回の記事でお会いしましょう。