オンライン詐欺の闇に迫る！自己防衛のために知っておくべき5つの手口と対策方法

2023年2月13日2024年8月18日

最近Twitterのトレンドをにぎわす「お金配り」ですが、1人のFPとして、お金に関係する仕事をするからこそ、注意喚起をさせていただきます。

近年、オンラインでの詐欺事件が増加しています。多くの人がメールやSMS、SNSなどで騙されてしまています。また近年は詐欺のクオリティが向上し、本物のサイトと見間違えるほどに精巧に作られており、簡単に見分けるのも難しくなりつつあります。

この記事では、そうしたオンライン詐欺の手口を知ることで、自己防衛するためのポイントを紹介します。オンライン詐欺に遭わないためにも、この機会にぜひ知っておいてください。そして、大前提としてお金配りは「何かしらの詐欺」であることをご理解ください。

この記事のポイント
☑お金配りの仕組みを理解できる!!
☑詐欺に引っかかりにくくなる!!
☑自分の身を守る知識を得られる!!
☑知人、友人の助けになれる!!

お金を配るのは【特殊詐欺】

特殊詐欺とは、犯人が電話やハガキ（封書）等で親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付金が受け取れるなどと言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させる犯罪（現金等を脅し取る恐喝や隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る詐欺盗（窃盗）を含む。）のことです。
警視庁では特殊詐欺を根絶すべく、各種対策・検挙活動に取り組んでおります。
皆様も下記「特殊詐欺根絶アクションプログラム・東京」のサイトを参考にして、被害防止、犯人の検挙にご協力をお願いいたします。
警視庁
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/tokushu/furikome/furikome.html

お金を欲しがる人を集め、特殊詐欺に巻きこみます。手口としては下記のようになります。

①SNSでお金を配ると宣伝し、人を集める。（※支給100万円、10万円毎日ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄなど）
②フォロワーやイイネしたアカウントにＤＭを送付する。
③秘匿性の高い外部ツールに誘導する。
④「お金受け取り用」の口座情報・電話番号・氏名・メールアドレスなどの個人情報を登録させられる。
⑤お金が振り込まれる。※受け子（特殊詐欺に使用された口座となる）
⑥多く振り込んでしまったので、返金してほしいと求められる。
⑦一部を報酬として受け取る。

ネットでも広く認知されているように、振り込め詐欺に関係するやり口です。気持ち的にはプレゼントのお金を受け取っただけに過ぎないかもしれませんが、しかし、実態は違います。

お金を受け取っている時点で、犯罪に巻き込まれているのです。

受け子としてお金を受け取る役目を背負わされ、対価として報酬を得たことになっています。お金をもらえるだけのはずが、気づけば犯罪の片棒を背負わされたという訳です。

また、抜き取られた情報を元に個人が特定され、逃げたくても逃げられなくなるケースもあるようです。いずれにしても、関わらないことが一番の対応策となるでしょう。