家計簿って超カンタン!手間を省くコツや目的の立て方をFPが解説

家計簿を続けられないアナタへ!その原因と解決策を紹介!手間を省くコツや目的の立て方をFPが解説
この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー
ぴろ君

FPとしてお金に係る知識や情報を発信しています。
お金の様々なお悩み、問題解決のお手伝いをいたします。

【経歴】
AFP/日本FP協会認定のファイナンシャルプランナーとして活動中。
2022年から経営・経済を学ぶために大学へ進学。(在学中)

ぴろ君をフォローする

こんにちは。ぴろ君です。

お金の管理をするためには、家計簿をつけることはとても重要です。しかし、家計簿をつけることが苦手で、続けられない方も多いのではないでしょうか。

でも、家計簿って思っているよりも、超カンタンです!

この記事では、家計簿をつけることが苦手な方向けの内容となっています。一度チャレンジしてみたけど、続かなかった。上手くいかなかった方でも、簡単にできる家計簿のつけ方やコツを紹介します。

この記事のポイント
☑金融リテラシーを養える!!
☑家計簿を始めるキッカケになる!!
☑家計簿に再チャンレジできる!!
☑続けられなかった原因が分かる!!
☑家計簿を続けるコツが分かる!!

家計簿が続かない原因

家計簿が続かない原因

せっかく家計簿を始めたけれど長続きしない。家計簿をつけた方が良いのは分かっているけど…。そんな風に思いますよね。家計簿が続かない原因には、次のようなものがあります。

面倒くささや手間がかかる

家計簿をつけること自体が、面倒くささや手間がかかると感じてしまう。手書きでつける場合は特にそうです。毎日手間をかけて紙に書き込む必要があります。また、アプリやパソコンを使っていても、入力すること自体が面倒だと感じていたり、その必要性が見つからない結局やりたくないと感じてしまうのです。

支出が多すぎる

支出が多すぎると、どこにいくら使ったのか忘れがちになります。レシートをもらっていても、30枚50枚と貯まっていくうちに、細かい金額を全部記録することが大変になり、面倒くさく感じてつけるのをやめてしまうこともあります。

したがって、できるだけ買い物は1日にまとめ、1円も使わない日を作ることも大切です。

予算が立てられていない

予算を立てていないと、何にいくら使っているのかわからなくなります。そのため、家計簿をつけても何のためにつけているのかがわからず、続かなくなります。

目的が明確でない

家計簿をつける目的が明確でない場合、何のためにつけているのかが分からなくなります。そもそもどうしてつけ始めたのか?なぜつけた方が良いと思っているのかを自分で納得しなければ意味がありません。

例えば、誰かに言われてつける家計簿は作業であって、収支の見直しにはつながらないでしょう。そのため、続けることができずにやめてしまう原因になるのです。

家計簿をつけることのメリットとは

家計簿をつけることのメリットとは

家計簿はつけることで見えてくることがたくさんあります。そこで、家計簿をつけるメリットについてご紹介します。

お金の流れが把握できる

一番はコレですね。家計簿をつけることで、自分のお金の収支が一目でわかります。収入がどれだけあって、何にどれだけお金を使ったかなどがわかり、全体のお金の流れを把握することができます。

支出の把握ができる

自分がどのようなものにお金を使っているかが見えると、生活費以外の無駄遣いも見えてきます。そのため、支出を把握して、無駄遣いを減らしたり、必要な出費を抑えたりすることができます。

貯蓄につながる

支出が分かると、収支のバランスを把握することができます。もしも、収入よりも支出が多い場合には、どこから出費を削減するか考え、収入と支出のバランスをとることが大切です。その結果、貯蓄ができるようになります。

家計簿を続けるためのコツ

家計簿を続けるためのコツ

家計簿をつけることはやはり簡単ではなく、つけ続けることは難しい場合もあります。そこで、家計簿を続けやすくするコツをいくつか紹介します。自分に合っている方法で試していただいても良いですし、可能であれば、いくつも取り入れ、実践してみましょう。

継続するために目的を明確にする

家計簿を続ける目的は、やはり浪費を無くし、お金を適正に管理をすることでしょう。しかし、それだけではモチベーションは続きません。家計簿を続ける目的を自分なりに定め、その目的を達成するために何をするべきかを考えることが重要です。

例えば、「家計のマイナスを無くし、黒字家計にしたい。」なぜ黒字にしたいのか?を考えることです。

目標を立てる

家計簿には目的を明確にするが大切だとお話ししましたが、目標を立てることも大切です。目標は月単位でもいいですし、年単位でも構いません。

例えば、「今月は貯金をすること」を目標にしたら、支出を抑えることに意識を向けられます。このように、目標を立てて行動することによって、意識して行動に移すことができるようになります。

楽しみながら続ける

家計簿をつけることは煩わしいと感じることがあるかもしれません。しかし、家計簿をつけることが楽しいと感じられるようにすることで、続けるためのモチベーションに変えることもできます。

例えば、かわいいノートやペンを使ってみたり、色鉛筆で色をつけたり、自分なりのシンボルマークを使うなどです。自分に合った方法で楽しみながら家計簿をつけることで、家計簿に見る楽しみを得ることも大切です。

家族が協力していない

家族が協力していない場合、支出や収入の記録が不十分になります。また、家族が節約に協力していない場合、自分一人で節約しても家計簿をつける意味がなくなります。

分かりやすい例としては、夫婦のいずれかが節約に力を入れたいと家計簿をつけても相方がズボラで何にお金を使ったのかわからないとしたらどうしでしょうか?家計全体としてはずさんなままになりますよね。

定期的に確認する

家計簿は、単に収支を記録するためのものではありません。収支を把握し、改善点を見つけることが正しい使い方です。そのためには、定期的に家計簿を確認しなければなりません。

例えば、毎週のように振り返りをすることで、今後の支出の調整をしやすくなりますし、自制するときなんかにも役立ちます。

わかりやすく簡潔に書く

家計簿は「わかりやすく、簡潔」であることが大切です。余計な情報は省き、支出の種類や金額、日付などを明確に書くことで、後で確認しやすくなります。また、家計簿をつけるために多くの時間を割く必要はありません。毎日5分程度を目安に、手軽につけることで長続きしやすくなります。

それに、毎日30分も家計簿に時間を使っていたら溜息ばかり出てしまいますよね。

アプリやツールを使う

家計簿をより簡潔にするには、アプリやツールを使うことがオススメです。スマートフォンアプリやPC用ソフトなど、多数の家計簿アプリがあります。これらを使うことで、手書きでつけるよりも手軽に家計簿をつけることができます。

また、家計簿アプリは、自動でカテゴリー分けやグラフ表示、収支報告をしてくれるため、収支の傾向や節約できるポイントが一目でわかります。

ちなみに、私のオススメはマネーフォワードの家計簿アプリです。PCもスマホもどちらでも利用できるので、お出かけの際にはスマホで付け、自宅にいるときにはPCで確認するといった方法もできます。

また、複数の口座、クレジットカード、証券口座なども連動させることができるため、カード決済がメインの人はほぼ何もせず自動で入力され続ける利点もあります。口座引き落としも自動で取得してくれるため手間は確認することと現金での支払いが発生した場合のみでしょう。

⇒⇒マネーフォワード

家族で共有する

「家計簿」なので、家計を管理する上で、家族での共有は必須です。何より家計全体を管理がしやすくなります。家族で収支を共有することで、節約意識は一層高まり、収支のバランスをとりやすくなります。

また、家族で話し合うことで、家計簿をつける意識を高めることができますし、個人個人が節約に向けたストッパーの役割を果たすことにもなります。今月は少し厳しいので、色々節約に協力して欲しいと言えば、細かく電気を消すことや水道の出しっぱなし、無駄な食費を削減するため外食は控えることなどへの文句はなくなるでしょう。

続かない人でも家計簿を続けられるコツ

続かない人でも家計簿を続けられるコツ

家計簿をつけることが苦手な方でも、続けられるコツを紹介します。

簡単な方法で始める

最初は、紙に簡単な家計簿を作って、毎日の収支を記録するだけでもOKですし、手軽なアプリから始めるのも良いでしょう。とにかく手間は最小限にしてください。具体的に家計簿を切り詰めるのは慣れてきてからで十分です。

カテゴリ分けする

支出をカテゴリ分けすることで、どの分野でお金を使っているかが一目でわかります。カテゴリを細かく分けると、支出の傾向がより詳細に把握できますが、細かくしすぎるとこれまた面倒です。

ですから、ズボラな家計簿がオススです。

1.固定費
2.食費
3.娯楽費
4.日用品・美容
5.雑費

これは参考的なものですが、これくらい少ない数のカテゴリがオススメです。なお、雑費については無駄と分かっていて使ったもの入れましょう。最初はある程度の無駄遣いを許容しつつ、金額を把握することがオススメです。最初から頑張りすぎても長続きはしませんからね。

家計簿をつけていくうちに、その金額を減らせるようにするため、最初は収支を正しく把握できるようにするための枠組み作りをしましょう。

ルーティンにする

家計簿をつける時間を決めて、毎日や毎週、同じ時間につけるようにするのも良いでしょう。ルーティンにすることで、家計簿をつけることが習慣となり、忘れなくなります。

ただし、これが面倒でやめてしまった人はルーティンにはせず、次にことを試してください。

三日坊主もなんのその

ルーティンでつけることが難しい場合には、週に1回や月に1回と言ったように、まとめてつけるようにするがオススメ。

ただし、週に1回も曜日を決めたりせずに1週間のうちのどこかでやる。とざっくばらんに決めます。そもそも続かないわけですから、無理に続ける意識を持つとかえって面倒になります。よって、ここでは、続けるためのきっかけを作ることに注力しましょう。

まとめ

家計簿をつけることで、お金の管理がしやすくなり、無駄目な支出の把握や、節約のためのアイデアを生み出すことができます。しかし、家計簿をつけることが苦手な人も多く、つけることが習慣化しない方が多いかもしれません。

今回はそういった方向けに、家計簿をつけるメリットや簡単な方法、続けるコツについて紹介しました。家計簿はつけるだけではお金は増えませんが、お金の管理がしやすくなりますし、お金に対する意識も高まります。ぜひ、家計簿をつける習慣を身につけてください。

以上、ぴろ君でした。